携帯トイレとは
携帯トイレは、既存の洋式便器に専用の袋をセットして使用するものです。袋の中には吸水シートや凝固剤が入っており、排泄物を瞬時に固め、臭いを閉じ込めます。
メリット1: 既存のトイレ(個室)をそのまま使えるため、プライバシーが守られる。
メリット2: 設置場所を新たに確保する必要がない。
メリット3: 断水・停電・排水管破損に関係なく、発災直後から使える。
国の計画によると、国などからの支援が本格化するのは発生から4日目以降と想定されるので、発生当初は住民個々の自助努力が求められ、家庭の備蓄品に携帯トイレを準備することは不可欠なものとなります。

「宮崎市備蓄基本計画」によりますと、避難所に避難する人と車中泊をあわせた避難者を約10万7000人と推計しており、災害の発生から3日分の備蓄を市、県、住民・企業がそれぞれ1/3ずつ分担するとしています。
「携帯トイレ」は一人1日当たり5回として、避難者数から3日間で約150万回分の携帯トイレが必要で、そのうち市は約50万回分の備蓄を目標としています。
宮崎市危機管理課 井久保利浩課長は「食料、飲料水、トイレ用品に加え、ご家庭によってはミルク、紙おむつ、持病の薬、ペットフードなど、必要な備蓄品は異なります。大規模災害時には、流通機能がマヒし、物資の調達が困難になることが考えられますので、最低3日分、できれば1週間分の備蓄をお願いします」と備蓄を強く推奨しています。














