「目先の話よりも少し先のことを」連立入りで維新が得たものは?
―――連立に入って維新は何を得たのでしょうか?
吉村代表「例えば、小学校給食無償化の方向性が決まりました。高校無償化についても、今回の臨時国会で制度として確定させました。ガソリン暫定税率についても、連立合意書に盛り込みました。でも、まだ2か月。目先の政策も大事ですが、その先にある社会保障改革や副首都、外交・安全保障など、2か月で結論が出ないから、ちゃんとした協議体を作って、まず始めましょうと協議書にも書いています。そういった協議体はもう既に出来あがって議論が進んでいるので、そういった意味では、現在進行形ということですね。この臨時国会で何をしたのかと言われると、来年に審議される法案を出したとか、そのレベルになってしまいますが、目先の話よりも、もう少し先のことを考えてこの2か月準備してきたということです」
―――議員定数削減の法案は成立しないと事前に分かっていましたか?
吉村代表「分かっていなかったですね。僕が一番心配していたのは、議員定数削減の法案を出せるかどうか。それも、実効性のあるものを出せるかどうか。ここはポイントだと思っていました。もし出せば、国民民主党や参政党など、当初から賛成すると言っていた政党もあるわけですから。ただ、法案を出すかどうかが、実はすごく難しいだろうなとは思っていました。自民党は絶対やりたくないんですよ。なので、『プログラム法』を持ち出した。そこで僕が折れていたら、通っていたかもしれないけれど、ふにゃふにゃした法案で自分も国民も騙すことになったと思うので、それは駄目だと。自民党からは『プログラム法』でしか駄目だとかなり押されましたけど、それしかできないんだったら腹を括ろう(離脱する)と、藤田共同代表にも遠藤国対委員長にも言いました」














