岩手県の伝統工芸品・南部鉄器の製造、販売を手がけるタヤマスタジオが盛岡地裁から破産開始決定を受けたことが分かりました。
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、タヤマスタジオは南部鉄器職人の代表者が2013年11月に設立しました。2017年に自社ブランド「kanakeno(かなけの)」を立ち上げ、積極的に営業を展開しましたが、計画した売り上げに届かず赤字決算が頻発し、近年は職人不足による生産力の低下で販売が落ち込んでいました。
2024年に盛岡市中央公園ビバテラスへ出店したものの事業好転の兆しがなく、継続が困難と判断したということです。2025年9月25日までに従業員6人を全員解雇して事業を停止し、12月10日に盛岡地裁から破産開始決定を受けていたことが分かりました。負債総額は約1億1980万円です。
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