盛岡市は18日、盛岡保健所管内の小学校で2件の感染性胃腸炎の集団発生があったことを明らかにしました。

感染性胃腸炎の集団発生があったのは、盛岡保健所管内の教育保育施設です。
12月8日(月)にこの施設から盛岡保健所に「複数名の利用者が嘔吐、下痢等の症状が出ている」旨の連絡がありました。
盛岡保健所が調査を開始し、11月21日(金)から12月10日(水)にかけて43名(利用者43名)に嘔吐、下痢等の症状があったことを確認しました。
有症者は回復、または回復傾向にあるということです。
検査の結果、有症者4人からアストロウイルスやサポウイルスを検出。
給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断しているということです。
これを受けて盛岡保健所はこの施設に対し、手洗いの徹底等の二次感染予防対策について指導したとのことです。

またもう一件は盛岡市内の教育保険施設です。
12月10日(水)にこの施設から盛岡保健所に「複数名の利用者および職員が嘔吐、下痢等の症状を呈している」旨の連絡がありました。
盛岡保健所が調査を開始し、12月8日(月)から12月10日(水)にかけて11名(利用者9名、職員2名に)に嘔吐、下痢等の症状があったことを確認しました。
有症者は回復、または回復傾向にあるということです。
検査の結果、有症者7人からノロウイルスを検出。
給食を原因とする食中毒の可能性は低いと判断しているとのことです。
体調不良者の施設利用があったと推察されたことから、施設に対し健康観察の再徹底と手洗いの徹底等の二次感染予防対策について指導したとのことです。