北海道岩見沢市で、40代の女性が約800万円をだましとられる投資詐欺事件がありました。

警察によりますと、10月中旬ごろ、北海道岩見沢市に住む40代の女性がスマートフォンでSNSを閲覧していたところ、「株価が高騰する銘柄を教える」という旨の広告を発見し、クリックしました。

その後、女性はLINEに誘導され、投資イベント関係者を名乗る人物から株の購入を誘われました。11月3日から12月8日までの間、計12回にわたり、指定された複数の口座に、インターネットバンキングやスーパーの現金自動預け払い機(ATM)を通して合計約800万円を振り込んだということです。

女性は、テレビやインターネットで詐欺に関するニュースを見たことで自分も詐欺にあっているかもしれないと思い、12月17日、20代の子どもと女性の両親とともに警察署を訪れ、被害を相談しました。

警察によりますと、振込先に指定されていた口座は毎回異なっていて、12の口座のうち、11口座が日本人と思われる個人の名義でした。残りの1つは会社名義でしたが、女性は投資初心者で、詐欺に気づかなかったと話しているということです。

女性は約800万円を振り込むために、不足した金を自分の子どもや金融機関などから借りていました。

警察は、会ったことのないネット上の人物からの儲け話は信用せず、詐欺を疑ったら専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけています。