2025年度の県内のクマ出没件数は先月時点で9079件。

これは県の公表する2020年度以降で過去最多、前の年度の2883件と比べても3倍以上の件数です。
このような深刻な被害や急増する出没を受けてさまざまな機関が対応を加速させました。

9月には「緊急銃猟」がスタート。
これは改正鳥獣保護管理法の中で定められた、市町村の判断で市街地での猟銃使用が可能となる制度です。

県内ではすでに洋野、釜石、大船渡、二戸の4つの市と町で麻酔銃を含めた緊急銃猟が実施されています。
ただこの制度は市街地での発砲という高いリスクが伴っていて、住民の安全確保やハンターの補償など柔軟な運用にはまだまだ課題が残っています。

私たちの暮らしと安全を守る警察もクマ対応に乗り出しました。
11月13日に「熊駆除対応プロジェクトチーム」が始動。
これは国家公安委員会規則の改正に伴い発足した、警察官がライフル銃を使ってクマの駆除にあたる特別チームです。














