「50年間にわたる小浜の約束」を反故にするのか “福井の立場”もぶつかる

各ルートを再検証するため必要なデータを国土交通省が提示し、それをもとに話し合うことになりますが、再検証で議論が大きく進むかは不透明です。

維新は「1973年の整備計画にとらわれない」としていますが、福井県選出の自民党の滝波宏文参院議員は「小浜市を通すという50年間にわたる約束手形を反故にするもので決して受け入れない」と反発し、あくまでも小浜・京都ルートが先行していると強調しています。

自民・維新の連立政権自体も国会議員の定数削減をめぐって揺れ動いていて、ルート選定の議論はより混迷を深める懸念があります。

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