取水制限が発動しても…すぐには生活に影響なし?

 今回の水位低下は、琵琶湖周辺地域の今年9月の降水量が例年の約半分、11月も4割減という降水不足が大きな要因と見られています(近畿地方整備局河川部によると)。

 取水制限が実施されても、10%程度であれば各自治体などの浄水場での調整により、一般家庭への直接的な影響はあまりないということです。しかし40%を超えると水圧低下などの影響がでます。過去には実際に5%、10%、20%の取水制限が実施されたこともあります。

 今の私たちにできることは、日常的な節水意識の徹底です。特に年末の大掃除シーズンを迎える今、無駄な水の使用を控えることが、琵琶湖の水位維持につながります。400万年の歴史を持つ古代湖を未来に残すため、一人ひとりの行動が問われています。

(2025年12月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)