津波予測「一刻も早く・最大値で予想を出す」

津波予測で最も大切なことは、一刻も早く予想を出すことです。津波警報などの情報発表について気象庁は、地震発生から3分を目標としています。
これは、1993年の北海道南西沖地震で、津波が2~3分で奥尻島に到達したといわれているにもかかわらず、当時の日本の気象庁の技術では、警報を出すまでに5分かかっていたという教訓があるからです。人の命に関わる避難に繋げるため1分でも早く情報を出す必要があることから、今では2分~3分を目標に情報が出されます。そのために事前のシミュレーションが不可欠なのです。
また、東日本大震災のように、予想よりも高い津波が来てしまうことがないよう最大値で予想を出しており、気象庁は、最新情報を交えながら情報更新を常に行っています。














