“嫌われ役”の税調はどこへ... 「放漫財政」に警鐘

ただ、高市政権となって、その自民党税調にも変化が...

自民党 小野寺五典 税調会長(2日)
「新たな税調の体制の下、今までとの考え方を少し変えまして…」

財政規律派で知られる宮沢前会長は交代。その後任に指名された小野寺会長は、総理の意向を重視する考えです。

自民党 小野寺五典 税調会長(3日)
「高市総理の発言につきましては、皆さん重く受け止めている」

高市政権の掲げる「責任ある積極財政」によって、財政出動や減税メニューだけが先行することがあってはならないと、野田元税調会長は警鐘を鳴らします。

元自民党税制調査会長 野田毅・元衆院議員
「積極財政、万歳ではなくて、『責任ある財政』でいいんですよ。でなければ『放漫財政』です。国民の生活・暮らしを守っていくためには、目先の様々な要望に甘い顔をして、積極財政を加速するのはどうなのか」

今回の税制見直しの議論は、国民の暮らしを守るものとなるのでしょうか。