佐賀・みやき町では栽培の実績も…利益は微小か

 取材班はまず佐賀県みやき町にある施設へ。ビニールハウスが建っていますが、ハウスの中は地面が露出し何も植えられていないように見えます。

 また、農機具もシートがかけられるなど放置されているようです。

 (近隣住民)「3年ぐらい前にビニールハウスの横の排水溝が詰まったか何かで、見に行ったときに(バナナを)作ってなかったんですよ。もうその時点では。(Q3年前から育てていない感じ?)そうでしたね」

 ハウスが建つ土地は地元・みやき町の所有で、2018年から「神バナナ社」に貸し出されています。

 町によりますと、会社側は7000万円かけてハウスを建設。2020年には初収穫されたバナナが町民に披露されたといいますが…

 (佐賀県みやき町・産業支援課 岩崎正樹課長)「なかなか育たないということは(会社側から)聞いておりまして、令和3年(2021年)から令和6年(2024年)までで、約1tの収穫があったと聞いています」

 収穫量は1t。仮に一本が約100gで1000円で売れる高級バナナだとしても、売り上げはたった1000万円ほどです。