「こんな写真が撮れていたらよかったな」

 堅田さん親子が絆画を依頼してから5か月。大村さんが完成した絵を届けにやってきました。

 (堅田理枝さん)「わあすごい!お父さんや!」

 描かれていたのは、消防隊員になる夢を叶え成人式を迎えた光寿さん。隣ではにかんでいるのは年を重ねた父・正樹さんです。そして2人の足元には写真を撮る母・理枝さんの影が。まるで、あの写真からそのまま時間が過ぎたかのようです。

 (堅田理枝さん)「こういうふうに年をとっていたんだろうなと思って」
 (堅田光寿さん)「こんな写真が撮れていたらよかったなみたいな感じです」
 (大村順さん)「お父さんが亡くなって自分がしっかりしようみたいな、自分が頑張ろうみたいな熱い気持ちをすごく感じるので、その思いになんか応えられる絆画になれていたらいいなって思いながら描いていた」