親友が亡くなって「絆画」を描くことを決める

名古屋のアトリエに戻って下書きの作業に入ります。
(大村順さん)「肩が下がっていると、ちょっと自信無さげに見えるじゃないですか。肩を若干あげると胸を張っているように見える。『お父さん僕に任せておいてね』みたいな雰囲気が伝わるんじゃないかなと」
大村さんはデザインの専門学校を経て似顔絵作家になりました。「絆画」を描き始めたのは約8年前。親友が27歳という若さで亡くなりました。遺された両親のため家族に囲まれた親友の姿を描きました。
(大村順さん)「(親友の)お母さんが『こんなことになるんだったら、もっと息子と写真を撮っておけばよかったな』という気持ちを知って。絵を見ながらお父さんとお母さんが『なんか息子が生きているみたいだね』って話しているのを見て、もう絆画やろうかなって」
「あの人にもう一度会いたい」遺族の思いに応えるため大村さんは絵筆を走らせます。














