大会では母が絆画とともに息子を見守る

10月5日、光寿さんがウエイトリフティングで国民スポーツ大会に出場する日がやってきました。母の理枝さん、絆画とともに見守ります。
光寿さんの出番がきました。父・正樹さんの姿が光寿さんを後押しします。
成功すれば自己最高記録となる124kgに挑戦。…しかし上げ切ることはできず、残念ながら目標の入賞には届きませんでした。ただ、全力を出すことができました。
光寿さんが、大村さんに電話で報告します。
(堅田光寿さん)「入賞はできなかったんですけど…」
(堅田理枝さん)「泣かなくていい。頑張ったんだからね」
(大村順さん)「結果も大事だけど積み重ねてきた自分の頑張りが一番大事だと思うから、そこを誇ってほしいなと思いますし、お父さんもそういうところを見てくれていると思うので、泣かないでね」
隣にはいないけれど大切なあの人とどこかで繋がっている。大村さんは遺された家族のためきょうも絆画を描き続けています。
(大村順さん)「精いっぱい聞いて、それをできる限り表現して描くという。自分の中ですごい大事なんじゃないかなと思うので、寄り添った先にご遺族が希望を見いだしてくれたらうれしい」














