計測結果をまとめると!

発酵食品の柴漬けや味噌汁のほか、あんドーナツにも反応がありました。また、原材料に洋酒が含まれるチョコレートやアルコールが使われているマウスウォッシュからは大きな数値が計測されました。

一方、甘酒やノンアルコールビールには反応がありませんでした。
※アルコールが含まれる甘酒もあります

商品ごとのアルコール計測結果のまとめ
単位は[mg/l] ①は測定1回目 ②は測定2回目

・柴漬け        ①0.11 ②0.12
・あんドーナツ     ①0.13 ②0.14
・洋酒含むチョコレート ①0.91 ②1.00
・甘酒         ①0.00 ②0.00
・ノンアルビール    ①0.00 ②0.00
・味噌汁        ①0.60 ②0.60
・マウスウォッシュ   ①1.00 ②1.00

味噌汁や柴漬けなど、よく朝食でも食べられるものでもアルコールの反応がでるという驚きの結果が出ました。そもそも、なぜ飲酒していなくても反応が出てしまう場合があるのでしょうか。

アルコール検知器メーカーなどで作るアルコール検知器協議会などによりますと、味噌やパンなどの発酵食品は、発酵の過程で微量のアルコールが生成されることがあり、酒を飲んでいなくても直前に口に含んで呼気を測定すると検知器のセンサーに反応することがあるということです。

これらの多くは水でのうがいや数分経過すると反応しなくなるため、協議会は、測定の前には飲食やアルコールが含まれる商品を口にしないこと、週に1回以上は検知器の動作を確認することを呼びかけています。

ところで、アルコールチェックは警察の飲酒運転の取り締まりでも行われていますが、飲酒はしてないけれど、検知器が反応し摘発されることも考えられるのでしょうか。
宮城県警察に聞いてみました。