堀啓知キャスター:これが物価高対策につながるのか気になるところですね。
堀内大輝キャスター:私たちの生活にどんな影響が考えられるのか、ニッセイ基礎研究所の主席エコノミスト、上野剛志さんに聞きました。
ニッセイ基礎研究所 経済研究部 上野剛志 主席エコノミスト
「物価高が続いて、実質賃金のマイナス状態が長期化している中で、ガソリン・軽油の価格が下がるのは、家計にとって恩恵がある。北海道内の家計の多くで、より大きな負担軽減効果が見込めるのではないか」
企業の輸送コストが下がるため、さまざまなモノの値段が安くなることも期待されますが、広がりは、一部にとどまるとみています。

ニッセイ基礎研究所 経済研究部 上野剛志 主席エコノミスト
「一部の企業は値下げをするかもしれない。ただし多くの企業は人件費をはじめ、さまざまなコスト上昇圧力に現在さらされている。あとは値上げをしていく動きが定着しつつある状況なので、値上げの動きが抑制されることは当然あるが、それによって値下げが広がるまでは、なかなか期待しづらい」
コメンテーター 竹部礼子さん:本音としては、物価が下がってほしいなというのはありますが、ガソリン価格が下がることで、多くの業種で恩恵を受けて、それによって業績の改善などが見込めてくると、きっと間接的にもいい影響があるのかなと思います。何より、政府が今回はものすごくスピーディーに暫定税率の廃止を対応しているというところで、政治に対する期待感や関心が高まるということもありそうです。














