200人くらいの応援に感動
Q.ここまでの過程で一番手応えを感じたところは?
神野監督:夏合宿です。(6~7月の)ホクレンDistance Challengeは惨敗とも言える結果で、周りからも「M&A全然だね」という評価を受けました。そこで選手たちも夏で変わらなければ、という気持ちでやってくれましたね。1個1個の練習で力を付けてくれました。10月頭の世田谷記録会で日本人6選手中4選手が自己新を出して、チームもこれは行けるぞ、という雰囲気になってきました。
Q.ファンに愛されるチームを目指し、情報発信を積極的に行ってきた成果は?
神野監督:そこも想像以上でした。選手や指導者も応援されることを待つだけでなく、応援してもらえる努力を自分たちですべきだと、実業団の世界に入ってからずっと感じていました。SNSなどを利用して7か月ちょっと、情報発信をしてきましたが、今日もファンの方たちがいっぱい来てくれました。他の上位チームは何万人も社員がいる会社です。M&Aベストパートナーズは120人しかいませんが、社員の方たちもたくさん来てくれました。今朝、応援に何人くらいの方が来るかな、15~20人くらいかな、と思っていましたが、200人くらいの方たちが来てくださいました。しかも(スタート30分前の)7時半の時点で来ていただいて。もうその段階で感動しました。本当に陸上界を変えられるかもしれない、と感じられた日になりました。そこは本当に良かったと思いますが、発信を頑張って応援されても、この世界は結果を出さなければ意味がありません。昨日のミーティングでは、まだ何も成し遂げていないチームだと選手に話しましたが、今日でニューイヤー駅伝出場を達成できて、MABPマーヴェリックの第一章を刻むことができたと思います。しかしこれから、まだまだ高い山に登っていきたいと思っているので、大変なのはこれからです。チーム一丸となって、本当にこの業界を変えるために頑張っていきます。

















