ニューイヤー駅伝をもっと人気のある大会に
Q.ニューイヤー駅伝の目標は?
神野監督:そうですね。1年目はこの東日本に全てをかけようということで、最大の目標としてきました。ニューイヤー駅伝に関してはまだちょっと考えられない部分もあるのですが、来年の東日本地区の出場枠というところを考えると、30番以内というところが1つ目標になるので、そこは目指したいと思います。選手たちもここまで、すごく頑張ってきたので一度リラックスさせて、トラックで記録を狙うこともしますけど、ニューイヤー駅伝に向けてもう一度再スタートします。日本選手が今7人しかいませんが、そのうち6人走らないといけないので、ケガ人は本当に出せません。最終的な目標をどう設定するかまだわかりませんが、チームで話し合って決めた目標を目指していきます。
Q.実業団駅伝の可能性をどう感じている?
神野監督:まだまだ可能性はあると思っています。ただ、このニューイヤー駅伝、実業団の駅伝は、箱根駅伝があれだけ盛り上がって、選手が実業団に行ってからも応援したいとファンの方たちが思っても、どう応援していいのかわからないような気がしています。情報が不足していていることもあるのかな、と思って自分たちで情報発信をしています。少しでも興味を持ってもらったり、MABPマーヴェリックが強くなっていく過程を共有したりしながら進んで行く。そういうストーリーを作れたら、という思いがありました。思った以上の成果というか、チームの輪を作れてきた手応えも感じ始めています。もっと上を目指してさらに結果を出して、ニューイヤー駅伝がもっと人が集まったり、世間から注目されたり、子どもたちから憧れられたりする大会にしていきたいですね。その可能性は全然あると思うので、あとはもう、やるかやらないかです。いつか大きな花が咲くように今は小さな種を蒔き、地道にやっていきたいと思っています。
(TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター)

















