「自公はベストマッチング」苦しいとき支えてくれた恩義も
―――公明党の連立離脱について、どのようにお考えでしょうか?
公明党と連立を組んで四半世紀。そのうち、3年3か月は野党でした。辛いとき苦しいときに支えてくれた公明党への恩義はすごくあります。
公明党は“平和と福祉の党”です。「自由主義経済」や「安全保障強化」に重きを置く自民党の政策に対して、「ちょっと待ちなさいよ」という立場を取るのが公明党でした。公明党に賛成してもらうために、我々もずいぶん工夫しました。公明党と自民党は一種の「ベストマッチング」だったと、私は今でも思っています。カラーが違う政党が一緒にやった。そのことの意義は大きかった。
―――維新の連立入りについては、いかがでしょうか?
維新の会はスタートの時点で「大阪の自民」が母体になっていたことから、自民党とは方向性が似ています。維新は、自民の政策を強化していく役割を持っている。それはそれで良いのです。しかし、(自民・公明という)性格が違う党が一緒にやる。その妙味、持ち味、意義についても、忘れてはいけないと思います。














