支えてくれた人々への恩返しのために…
島で妻と農業を営む箕作駿さんです。

パッションフルーツやコーヒー、ライチなどを3年かけて育ててきましたが、一夜で全て水に流され畑は今も土砂に覆われています。
(箕作駿さん)「畑が水浸しになって流されていくのは経験したことがなかった。畑はリセット」
苦境を支えたのは、全国から届いた支援でした。

クラウドファンディングでは、3か月間で145万円の寄付が集まり、100件以上の応援メッセージが寄せられました。
畑の脇を流れる水路も被害を受けましたが、町の復旧工事がきのう6日完了。今月から、クラウドファンディングで集まった資金で、畑の土砂の撤去と農地のかさ上げ作業を始めました。
支えてくれた人々への恩返しのため、再び歩み出そうとしています。

(農家 箕作駿代表)「いろいろな人に出会ったり助けていただいたりして、1年むだではなかった。与論にしかないものを植えて商品化し、助けていただいた方に、『与論がこんな風になりました』と恩返しできれば」
11月に島を襲った記録的な大雨。島の人たちは自分の住む地域のリスクと備えを改めて確認し、災害前の生活を取り戻そうと前を向いています。














