与論島の地理的課題に専門家は

与論島はサンゴ礁が隆起してできた島です。平坦な地形で、雨水を逃がす大きな川がないため、短時間に大量の雨が降ると排水が追いつかなくなり、住宅地での浸水被害が深刻化しやすいという地理的課題があります。

防災に詳しい鹿児島大学・井村隆介准教授は、「離島特有のリスクを把握し、突然の大雨情報に備えておくことが大切」と話します。

(鹿児島大学・井村隆介准教授)
「与論は夜に雨が強まり、朝になったら浸水。夜中に(大雨)情報が出されても、すぐに動かなければならないところに住んでいるという感覚を持たなければならない」

「離島とか低いところであれば、雨が降ることや満潮が重なることに対してリスクを考えておかないといけない」