当事者の家族同士で互いの悩みを共有 

当事者の家族同士が支え合う「親の会」が鹿児島にあります。年に数回集まって、互いの悩みを共有するなど情報交換を続けています。

(参加者)「以前この会に参加して皆さんの話を聞けて、子どもとの向き合い方も前と比べたら変わった」

この日は、今は回復傾向にある高校生が、自身の体験を話しました。

(松田はなさん・高校2年生)
「中3の卒業するまでほとんど(学校に)行けないままで、みなさんのお子さんもきっとつらい気持ちなんだろうなって思うけど、本当にちょっとずつちょっとずつ治ってくると思う」

「私も受け入れるのがすごく難しかった。『自分だけは味方だよ』って心の中できっと大丈夫と思うことをすごく意識していた」

(起立性調節障害親の会 吉田博美会長)「当事者じゃないと分からないので、みんな心が軽くなって帰っていく。とにかく安心材料を増やすのが目的」

廻さんも、この会で考え方が変わったひとりです。

(廻知子さん)「関わり方が真逆だった。それを変えた時に『なんて穏やかなんだろう』って。本当に(家族)みんな変わった」

(翔さん・14)「(心が楽になった)一番のきっかけはやっぱり親が理解してくれたこと」

Q.悩んでいる人に伝えたいこと
「今は心配だろうけど結局将来なんとかなる。僕はそう思って生きてるので、みんなもそうなってほしい」