もういくつ寝ると…
お正月、子ども達にとって最大の楽しみの一つが「お年玉」です。
大人から子どもへ、お小遣いをポチ袋に入れて渡す文化は新年ならではの光景として定着していますが、実はその起源については諸説あり、いまだに明確な答えが出ていないといいます。
駒沢女子大学で歴史学を専門とする下川雅弘教授に、お年玉の由来と変遷について話を聞きました。
民俗学的には「餅」?
――お年玉の由来は?
「民俗学の研究で一番有力なのは、お年玉の起源を『お餅』とする説です。新しい年の神様である年神様にお供えしたお餅を、神様からの賜り物(たまもの)、つまり『玉』として、家長が家族や使用人などに分け与えた、というものです」














