市民に真実を語る可能性は?
<記者>
では、小規模なところで市民の皆さんに本当のこと真実を語る可能性があるということですね。
<田久保市長>
本当に繰り返しで申しわけないんですけれども、現時点では自分の中でお話ししたくてもまだできない部分もございます。そういったことが不信感を招いているというお話もありましたけれども、これはもうある意味致し方ないことで刑事告発を受けておりますので、まず市民の方から問いかけられたことについては誠実なお答えをしていきたい。そのような気持ちに変わりはございません。
<記者>
改革の火を消さないために、自分の後継者のような方がいるのなら、自分が身を引くことも考えるというようなことはこれまでおっしゃっていましたけれども、そういった方もおられるんですか。
<田久保市長>
後継者という表現だったか、ごめんなさい。ちょっと記憶がないんですが、私が申し上げてきたのはこの先どなたが市長になっても、という前提のお話でした。そういった意味ではきょうの議会も見ておりまして、小さな一歩ですけれども、前に進んだのかなというふうに感じております。
<記者>
しかし、御自身の改革を完全に否定するような方が、次の市長になれば、改革の火は消さないという言葉は、もう実際には頓挫することになりますよね。御自身、自分の意思を継ぐ方というのを次に選挙に立てずに身を引かれるというのは、それはこれまでの政治を考えてどうなんでしょう。
<田久保市長>
本当に申し訳ないんですが、現時点ではまだ次の段階のことについては考え中でございますので、明言は避けたいというふうに思っております。
<記者>
次の選挙に出ないということはもう決めておられるんでしょう。きょうもお話を伺っているとね、次の市長選にはもう出られないんでしょう。
<田久保市長>
戻りますが、進退についてはきょうのところ、例えば市長選に出るですとか出ないですとか、そういったことを今申し上げるというよりは、今まだ総括、議会からの決定を受けまして、まだこれから退庁いたしますので、まだその時点ではないというふうに考えております。
<記者>
では、出馬する可能性もあるというふうに、そういったご主張ですね?
<田久保市長>
ご主張ではありませんで、すみません。本当に繰り返しで申し訳ないんですが、進退につきましては、まずきちんと節目でございますので、きちんと最後まで自分の役目を果たしまして、退庁しまして、それから皆さんと一緒に考えていきたい。そのように思っております。
<記者>
前回の不信任のときと、今回の不信任というのは反対討論が出てなかったと思いますが、今回は片桐議員が反対討論に立たれまして、その中で「民意のねじれ」というような言葉もすごく印象的に感じました。市長としては反対討論を聞いた受け止めと民意のねじれという表現をされたことについては、どういうふうに受けとめられましたか。
<田久保市長>
そうですね、ちょっと今の立場で発言するのはなかなか難しいんですが、きょうは本当にもっとシンプルな思いで新しく議場に上がってきた議員の方お二人が、反対の立場、賛成の立場。それぞれで討論されたということをまず非常にうれしく思って、それを見ておりました。














