取り扱いが難しい個人情報をコンピューターが自動的に検知し、隠すことで民間の車両にカメラを搭載することが容易になるのです。
実証実験を管轄する盛岡市の担当者も、人口減少社会の中でAIによる省力化に期待を持っています。

(盛岡市ものづくり推進課 鈴木健二課長)
「今までは道路の担当の方が車で走りながら目視で確認してチェックしていくという風な形で進めていたんですけど。清掃車が市内をゴミを収集して歩くのに、副次的にそういったデータが収集されるということで、一石二鳥の効果があると考えます」

目覚ましいスピードで進むAIの活用。玉木社長はこれからはAIと人との役割分担が重要になると考えています。

(サイバーコア 玉木由浩社長)
「作業的なところはAIに任せて、そこで空いた時間を人は創造的に創意工夫して仕事を更に改善していく。トータルの生産性が上がっていくのかなと思っています」

サイバーコアでは引き続きデータの検証を進め、実用化に向けて改善を進めることにしています。