半袖で十分だった先週から一転、長袖どころか上着も、と急激に気温が下がった今週。22日も各地で今シーズン最低気温を記録しました。
気温の急降下は、秋物商戦にも大きな変化を及ぼしているようです。

島根県浜田市の東公園。
歩道沿いにおよそ20本のイチョウが植えてあり、このところの冷え込みで上の枝から黄色く色づきはじめています。

日本各地で秋の訪れを告げるイチョウ。東公園では11月上旬からが見ごろの本番となりそうです。

日ごとに深まる秋。
しかし、それは急にやってきました。

記者 土江諒
「正午すぎの松江市です。きょうは日も出ておらず、風も結構吹いているので、体感が寒く感じます」

校外学習で松江城を訪れていた市内の小学生や中学生は元気いっぱいの様子。

一方の観光客の皆さんは寒さを意識した装いです。

観光客
「寒かったら困るので持って来ていた。持って来て大正解。彼女もダウン着ていますから」

「(松江城の)上に上がると寒かったです。風がツーっと通って寒かった。出雲の温かいお蕎麦を食べるかな」

22日の最低気温は鳥取で12.8度、日南町茶屋では9.5度など、山陰両県多くの観測点で今季最低を記録。日に日に冷え込みが強まっています。

松江の冬の風物詩「こたつ船」の運航はまだもう少し先ですが、急激な気温変化に対応しようと今週からひざ掛けの貸し出しを始めているということです。