日本人の6割に『トラウマ経験』があるというデータがあります。
“父親からの虐待”や“職場でのパワハラ”で心に傷を負った女性を癒す『トラウマケア』を取材しました。

新潟市初のトラウマケア専門のカウンセリングオフィス『VISION』には現在、新潟県の内外からおよそ200人が定期的に訪れています。

【VISION代表 児童精神科医 杉本篤言さん】
「トラウマケアを必要とされる患者さんが外来にあふれかえってパンク状態になってしまって、とても1人じゃさばききれないということになって、志を同じくしてくださる心理士と一緒にVISIONを立ち上げた」

『VISION』では薬物療法に頼らず、“心理療法”だけでケアにあたっています。
トラウマケアには3段階あり、VISIONは最も専門的な「トラウマスペシフィックケア」を提供しているということです。

VISIONに開業当初から通っているという、40代の女性にお話を伺いました。