「スズメバチにとって恐ろしい天敵は人」

(木月さん)
「カメラを敵だと思って、針だして刺している」

カメラが攻撃の対象に。これは、スズメバチ駆除ではよく見る場面。カメラが黒くて、スズメバチは黒を攻撃するからと言われていますが、なぜスズメバチは「黒」を攻撃するのか。

スズメバチの生態を40年以上研究している、玉川大学の小野教授によると…

(玉川大学 学術研究所 所長・小野正人教授)
「スズメバチにとって恐ろしい天敵は人。 首から上が弱点だから髪の毛や目など黒い所を狙えば、敵を撃退することができる。遺伝的なプログラムが組み込まれている。黒いカメラとか光るレンズとかに毒針が突き立てられる」

天敵の人間の弱点が、頭や目の黒い部分だと知っているから、巣を刺激されて黒を発見すると攻撃してくるそう。

(小野教授)
「この時期、巣の大きさが最も大きくなっている。つまり、働きバチの数がマックス」