17日、通行が再開されたのは、こちらでも…。
(記者)「霧島市の高千穂河原です。こちらの県道も通行止めになっていましたがバリケードが撤去され通行できるようになっています」
新燃岳は今年6月、7年ぶりに噴火し、噴火警戒レベルが2から、3に引き上げられていました。

気象台は17日午前11時、「9月8日以降、噴火が観測されず、火山活動に低下傾向が認められる」として、3から、2の「火口周辺規制」に引き下げました。客足が遠のいていた高千穂河原では、安どの声が聞かれました。
(高千穂河原の飲食店・店主)「こんなに(客が)少ない年は初めだった、(警戒レベルが下がって)よかった」
(自然公園財団・高千穂河原支部 川野利光所長)「紅葉前にレベルが下がってひと安心だが、いつどうなるかわからない状況なので、客が安心安全に登山できる、国立公園が楽しめる状況をつくりたい」
気象台は、火口からおおむね2キロの範囲で大きな噴石に、1キロの範囲で火砕流に警戒を呼びかけています。
(キャスタ-)
地元のみなさんのほっとした表情が印象的でしたね。
(記者)
きのこの里、高千穂河原の関係者の皆さん、うれしさがあふれ出ていました。ただ、通行どめの解除を待たれていた地元の方からは、まだ、自分の自宅の山間の生活道路では通行止めの箇所も多く、生活が不便だという話も聞きました。
一歩ずつ日常に戻りつつありますが、完全復旧にはまだ時間がかかりそうな印象でした。