6月からの新燃岳の噴火に、8月の集中豪雨。今年、霧島は災害が相次ぎました。復旧が進む中、きょう17日、新たな節目を迎えました。取材を続けている霧島支社の記者に伝えてもらいます。
(記者)
霧島支社中継秋の行楽シーズンを前に、2つの動きがありました。
1つが、8月の集中豪雨で通行止めとなっていた霧島市街地と霧島温泉郷を結ぶ国道の通行再開。もう1つが、今年6月、7年ぶりに噴火した新燃岳の噴火警戒レベル引き下げです。
17日午前11時半、霧島市牧園町の国道223号にできた車の列。待っているのは、道路の通行再開です。
8月の集中豪雨で、国道223号ではがけ崩れが相次ぎ、霧島市牧園町宿窪田の塩浸温泉から、日の出温泉・きのこの里までの2.2キロが通行止めとなっていました。

(利用者)
「12時になったら開放して麓まで行けるっていうから」
Q.みなさんにとってどんな道路?
「日常の生活道路」
(利用者)「う回路しないといけなかったから大変だった」
(記者)「正午前です、通行止めの看板の撤去が始まりました」
片側交互通行に切り替わり、2か月ぶりの通行再開です。道路沿いの温泉施設では思わず…。

(日の出温泉・きのこの里 中山江美さん)「本当にこの日が来るのをみんな待っていた。客も減って売上げも落ちてという状況ではあったが(これから)紅葉シーズンで肌寒くなるのでみなさん本当に喜ぶのではないか」
主要道路の復活で、地域に広がる笑顔。県によりますと、片側交互通行の解除のめどは今のところ立っていません。