“跡地も含めた万博成功”にはスピード感が重要

 そうした中、夢洲で万博が開催され大きな盛り上がりとなりましたが、万博はあくまで半年限りのイベント。跡地も含めて成功するかどうかという視点で考えてみたいと思います。

 大阪府市は、夢洲を国際的な観光拠点に位置付けたいとしていて、吉村洋文知事も「圧倒的な非日常空間をつくりたい」と繰り返し述べています。

 万博開催に伴いインフラの整備も行われ、今がチャンスとも言える夢洲。そのチャンスを逃さないために伝えたいのは、“鉄は熱いうちに打て”。万博の熱が冷めないうちに活用していくべきだということです。

 跡地の活用方法については、来年春から事業者を募集する予定ですが、その事業者を決める時期は未定、具体的にどう活用するかも決まっていません。

 万博会場の敷地は、博覧会協会が大阪市から土地を借りている状態で、返却期限は2028年2月。つまり2028年頃には跡地の活用に向けた工事がスタートしていくのではないかと考えられます。