気象庁は17日、フィリピンの東にある熱帯低気圧が18日までに台風になる見込みと発表しました。台風になれば24号となります。10月は22号と23号が立て続けに伊豆諸島に大きな被害をもたらしましたが、今回の新たな台風は西寄りに進み、フィリピンを横断して南シナ海へ向かう予想となっています。
9月からこうした進路をたどる台風も多く、18号、20号、21号と似たような進路となりそうです。あまり発達はせず暴風域も伴わない予想ですが、沖縄地方では間接的な影響が出る可能性があり、前線も近くに停滞しやすいため19日以降は雨の降る日が続くでしょう。
この沖縄地方や奄美地方はまだまだ夏の暑い空気に覆われやすく、気象庁は16日、両地域に「高温に関する早期天候情報」を発表し、10月23日頃からの5日間程度、気温が平年よりかなり高くなる可能性があるとしています。一方で北海道地方には逆に「低温に関する早期天候情報」が出され、22日頃からの5日間程度は気温が平年よりかなり低くなる可能性があるとしています。
実際には19日から寒気が強まりはじめるとみられ、旭川のある上川・留萌地方の週間予報は19日から5日連続で「曇り一時雨か雪」となっています。来週は北と南とで季節感が大きく異なる一週間となりそうです。














