10月13日、閉幕した大阪・関西万博。万博が大好きな子どもが異国の友達に感謝の気持ちを伝えました。

 13日、最終日を迎えた大阪・関西万博。そのなかに中東の伝統衣装を着たきょうだいがいました。万博に訪れたのは40回以上だという、大阪に住む慶久くん(8)と翠ちゃん(6)です。スタッフとの交流を楽しむうちに、万博が大好きになったふたり。

 最初に向かったのは、いつも訪れていたという「アラブ首長国連邦館」です。流ちょうな日本語で出迎えてくれたのは、スタッフのアハマドさんです。万博に来るたびに足を運び、すっかり友達になった3人。この衣装も、アハマドさんからプレゼントされたものです。万博で会えるのもこの日が最後です。

 10月8日にふたりを訪ねると、アハマドさんへありがとうの気持ちを込めて、絵や手紙を書いていました。アハマドさんは、閉幕とともにアラブ首長国連邦へ帰ってしまいます。

 (慶久くん)「さみしいですね。今までありがとうって伝えたいです」

 夕方、プレゼントを片手に再びアラブ首長国連邦館に向かいます。アハマドさんも2人を待っていました。写真を見ながら思い出を振り返ります。

 すると、ここでアハマドさんからも手紙のお返しが。そこに書いていたのは…

 (アラブ首長国連邦館スタッフ アハマド・アルダリーさん)「楽しい思い出を振り返って、笑顔になる。アハマド」

 3人は、ある約束をしました。それは2030年、アラブ首長国連邦のお隣、サウジアラビアで開かれる万博で再会すること。

 (アハマド・アルダリーさん)「友達になってくれてありがとう。また会いましょう」

 万博で生まれた異国の友達との友情は、これからもずっと続きます。