輸送業は「今後2分化されていく」
乗用車では自動運転実用化が進まない一方で、「トラックでの可能性は高い」と話すのは、国際経営論と経営戦略論が専門の入山さんだ。

『早稲田大学ビジネススクール』教授 入山章栄さん:
「トラックは大まかに二つに分かれていく。1つは『T2』がやっているような、いわゆる<高速道路>のところ。ここは人もいないし車線も決まっている、基本はインターチェンジで降りるので非常に自動運転が進みやすい。逆に<街中>は人もいるし信号もある、いろんな家とかお店に運ばなきゃいけないのでそこは乗用車と変わらない」
その街中での輸送では、新たな取り組みも始まっているという。
入山さん:
「例えば『CBcloud』という小型トラック専用のスタートアップ企業があって、荷主と運転手をマッチングさせる“小型トラック版ウーバー”みたいなものが出てきている。なので、毛細血管みたいなところは変わらず人がウーバーみたいな仕組みでやっていき、高速道路のような太い静脈みたいなところは自動運転でやっていくと。こういう分類みたいなものが出てくると思う」
(BS-TBS『Bizスクエア』2025年10月11日放送より)