「安心」「将来の不安を軽減」並ぶ宣伝文句
出資を募ったのは大阪市の不動産会社「都市綜研インベストファンド」。「みんなで大家さん」シリーズと銘打った不動産投資ファンドを運営しています。
「みんなで大家さん」の仕組みは…
▼出資者が「みんなで大家さん」がもつビルやホテルといった物件に出資
▼その物件に入るテナントなどが支払う賃料収入から、年間で出資額の7%を分配
というものでした。
そのシリーズの中で主力商品となったのが「ゲートウェイ成田」。ファンドの運営会社の代表が自著で「資産評価2兆円の街で2024年、日本は復活する!」と宣言した大規模開発プロジェクトでした。「2024年に新しい街をつくる」として2020年から販売をはじめたのです。
パンフレットには「安心できると思う不動産投資ナンバーワン」、「年金+分配金で将来の不安を軽減」などの宣伝文句が並び、Aさんは安心して400万円を出資したといいます。
(Aさん)「実際に2か月に1回配当が入って。これは年金プラスにちゃんと動いていくだろうということで(分配金を)毎月の生活費にあてていたんです」