50代の男性。若年性認知症と診断されました。県外で仕事をしていましたが退職して、今年5月から週3回、デイサービスを利用しています。

Q.鹿児島に戻ってきたのは?
(若年性認知症・50代)「忘れた」
(職員)「今年ではある」
(若年性認知症・50代)「今年?」
男性の日課は認知機能の低下を防ぐための「脳トレ」。この日は都道府県を五つあげる問題に挑戦しました。
(作業療法士 田方章一郎さん)「鹿児島とか」
(若年性認知症・50代)「出てこない」
(作業療法士 田方章一郎さん)「九州だと福岡、熊本、大分とか」
作業療法士のサポートを受けてさまざまな活動に取り組みます。
(作業療法士 田方章一郎さん)「集中力を鍛えたり、手先や指の動きを維持したりする狙いもある」

Q.リハビリ?
(作業療法士 田方章一郎さん)「“仕事″というリハビリ」
男性の以前の職場は車の部品をつくる工場でした。このため活動のメニューは男性の得意なことにあわせて考えられています。
(作業療法士 田方章一郎さん)「本人がやりたいことで意欲が高まり、集中すると脳の刺激になり、認知症の進行を遅らせることも可能だと言われている。そういうところにアプローチしている」
