一人一人の特性にあわせた介護サービスが提供される一方、認知症を取り巻く環境には課題もあります。
働き盛りの年代で発症すると仕事を辞めて収入が途絶えるケースも多く、受け皿は十分といえないのが現状です。
(作業療法士 田方章一郎さん)
「認知症への理解を深めることが大事」
「できないところを一緒に働く仲間がサポートすることで、その人が働ける環境をつくるという企業もある。みんなで支える環境が必要」
また、若年性認知症は高齢者以上に気付きにくいという特徴も。

▼同じ行動を繰り返す
▼これまでスムーズにできていた作業に倍の時間がかかる
といった兆候を見逃さないことが大切です。
(作業療法士 田方章一郎さん)「早めに気づくことで、早めにサービスを利用することで、脳に刺激を与えることで進行を遅らせることができる。早期に発見することで認知症の症状を徐々に抑える効果はある」

高齢化社会でより身近になる認知症。一歩進んだ社会の理解と、サポートが求められています。