NTT西日本は9月16日に発生した固定電話の通信障害について、セキュリティーサーバー工事での設定ミスが原因だと公表しました。

 16日午後、NTT西日本が管轄する京都・大阪の全域と兵庫の一部地域で、最大227万契約分の固定電話などが通話できない状況になりました。通信障害は約50分間続き、兵庫県伊丹市では119番通報がつながらず、救急搬送が遅れた男性が死亡しました。

 NTT西日本は会見で謝罪したうえで、セキュリティーサーバーの新しい装置を導入する工事で設定上にミスがあったと公表しました。

 (NTT西日本 奥田慎治執行役員)「発生原因の1番と2番は設定誤りをうんだヒューマンエラーにあります。チェック体制などルールはありましたが、そこが働かなかった」

 今回の通信障害では、東海エリア4県(愛知・岐阜・三重・静岡)でも緊急通報が繋がりにくくなっていたことも新たにわかっています。