2024年のお茶の出来映えを競う品評会で福岡県八女市が「玉露の部」で日本一に輝きました。

25年連続の受賞です。

さらに、玉露の部では最も優れた生産者に贈られる農林水産大臣賞を、八女市の若き生産者が受賞。ダブル快挙です。

600年の歴史ある八女茶

タイからの観光客(八女茶を約8万円分購入)
「タイではなかなか手に入らないほど抹茶が大人気です。福岡空港から直行ですぐ八女に抹茶を買いに来ました」
「オイシイ」

海外の抹茶ブームを背景に注目を浴びるお茶の名産地、福岡県八女市。
今では、八女茶を求めて、福岡空港から直接訪れる外国人観光客も少なくありません。

そんな茶どころに、明るいニュースが飛び込んできました。

600年の歴史がある八女茶発祥の地としても知られる福岡県八女市黒木町。

標高500メートルの山間部に約6ヘクタール、みずほPayPayドーム福岡に匹敵する広さの茶畑が広がっています。

3代にわたって受け継がれてきたこの茶畑を任されているのは、徳永慎太郎さん(37)です。

霊厳寺共同製茶 徳永慎太郎さん
「こういった傾斜があると気流の流れができたりとか、地面にしみこんだ水が傾斜に沿って流れていくので水はけが良くなったりして、いいお茶ができるっていう利点はありますね」