県立高校の普通教室に設置されたエアコンの電気代についてです。リース契約などで所有権がない学校についても、県が電気代を負担することが分かりました。

61ある県立高校の「各クラスのエアコン」はこれまで、同窓会やPTAなどが設置し、電気代を支払っていました。

県は、リース契約などから県所有に移管した学校については、今年度から1億円あまりを計上し電気代を負担していますが、今年4月時点で「手続き中」だった学校などはPTAなどが電気代を負担し続けていました。

16日の鹿児島県議会で県教委は、すべての県立高校のエアコンの電気代について、4月までさかのぼって県が負担すると明らかにしました。

(県教委 地頭所恵 教育長)「年度当初において移管ができなかった学校についても、4月1日から光熱費を全額免除することとし、手続きを進めている」

県によりますと、9校が金銭面などを理由に「エアコンの所有権を県への移管することは当面困難」としています。