80年前、親子で空襲を経験…

屋久島町・安房の農家に4人兄弟の長男として生まれた川崎さん。弟たちの世話をしながら畑を手伝いました。

5歳の弟と一緒に父親のウメの収穫作業を手伝っているとき空襲が始まりました。

(川崎茂文さん)「親父はウメの木に登っていた、空襲がはじまったから『早く防空壕に入れさせてもらえ』と」

突然の空襲で、父親は梅の木から下りることができなかったため、川崎さんは弟の手を引いて近くの防空壕へ走りました。

(川崎茂文さん)「(親父は)子どもが助かればいいと思っていた。機銃掃射でバチバチバチバチと、機関銃を鳴らす音がした、親父は怖い目にあっている」

80年前、親子で空襲を経験した場所は、梅の木はなくなり住宅が建っています。

(川崎茂文さん)「ここが防空壕の入口」「早く外の空気を吸いたいなと思っていた」