■過去最多のペース!「エサに困っている」

県によりますと、今年、クマがこうした市街地で目撃された件数は、先月24日現在で107件と、統計を取りだした2019年以降で過去最多のペースとなっています。

その理由について、岩手大学農学部の山内准教授は「エサ」が関係しているとします。

岩手大学農学部 山内貴義 准教授「そもそも8月はエサが少ないが(今年は)猛暑の影響なのか雨が少ないせいなのかは分からないが(クマが)かなりエサに困って例年よりもさらにアクティブに動いている感じがする」

今年の秋は、クマの主な食料となるブナが大凶作になる見込みで、これからの季節も人里にクマが降りてくる可能性が高いということです。