三原市にある産廃処分場への対応をめぐって、地元町内会などが県に陳情しました。

陳情したのは、三原市と竹原市の6つの町内会の会長など8人です。

三原市にある本郷最終処分場では、3回目となる基準値超えの汚濁があったため、県が警告して、去年11月から埋め立てが中止。しかしことし4月、汚染原因が不明なまま、県は再開を認めました。周辺地域では、河川の水質汚染を懸念して、稲作をやめる農家も出ています。
日名内下町内会 水野克成会長
「冗談じゃない!今も産廃から汚水が流れてるんですよ。そういう実態があるのに、川の水は使えんのですよ、使いたくても使えないんですよ」
陳情では、汚染の原因究明などを求めると共に、新たに、7月には排水から有機フッ素化合物=PFASも国の指針値を超えて検出されたとして、県に積極的な調査を求めました。
日名内下町内会 水野克成会長
「もう日名内は、廃村寸前のような状況で非常に困っております」
県は、PFASについては、事実確認ができれば、対応を検討するとしています。