参院選敗北の総括をめぐり、自民党は、2日、両院議員総会を開き、幹部らがとりまとめた「解党的出直しに取り組む」などと明記した報告書が示されました。

今後は総裁選挙前倒しの賛否について国会議員や都道府県連の意向を確認する作業に入ります。

石破茂総理
「同志の方々多く失ったことは、ひとえに私の責任」
「地位に恋々とするものでは全くない。」

自民党は、2日、参院選の総括めぐる報告書を取りまとめました。
報告書には「物価高対策」や「政治とカネ」など"自民党離れ"を招いた9つの要因が示されました。

報告書は233人の議員が出席した「両院議員総会」で示され、冒頭、石破総理は自らの進退について「責任から逃れることなく、しかるべきときにきちんとした決断をする」と、述べました。

参院選の総括の後、辞任する可能性を示唆していた森山幹事長は、両院議員総会後に辞意を表明しました。

総括が終わったことで、今後は総裁選挙前倒しの賛否について国会議員や都道府県連の意向を確認する作業に入ります。

山陰両県選出の国会議員では、すでに島根県選出の高見康裕衆議院議員が、前倒しに賛成の意向を示しています。