キーパーソンその2・小泉元総理 「石破さんワンチャン狙ってるよね」
一方、8月実施の各社の世論調査によると、内閣支持率は前月(7月)より上昇しています。この数字について「こんなこと考えられない。普通は選挙で負けたら『辞めろ』で終わりなのに、そうならない状況になっている」と武田氏は指摘。また、「このまま支持率が上がれば、年内に解散総選挙も視野に!?」と見ています。
(武田一顕氏)「今、永田町で議員同士が会ったときの挨拶が『石破さんワンチャン狙ってるよね』。つまり、衆議院を解散総選挙してリセットすることを石破さんは狙っている、それが“ワンチャン狙い”です。それに対してみんなビクビクしている」
この“ワンチャン”を成し遂げるためのもう1人のキーパーソンが、小泉純一郎元総理だと言います。8月24日、石破総理は“先輩”にあたる小泉純一郎元総理・武部勤元幹事長・山崎拓元副総裁と会食を行いました(赤沢大臣も同席)。取材によると、ここでは2005年の郵政解散の話が主に話されたということです。
郵政解散後の選挙では“抵抗勢力”に刺客を送るなどして大勝し、多くの小泉チルドレンが誕生しました。
(武田一顕氏)「石破さんは解散総選挙をどこかでやりたいと思っている。郵政解散で小泉さんは大勝利したが、その前の2004年の参議院選挙では自民党は目標に届かなかった。そういう意味でも、参議院選挙で負けた後、解散を狙うという側面があるというのが、このホテルでの会食」
(武田一顕氏)「解散総選挙になったら困るが、今の衆議院の勢力図を考えると、どこかでリセットしなきゃいけないというのがあって、“ワンチャン”あるのではというのが石破さんの希望なんですよね」