党内で割れる意見…西田氏・大岡氏・島田氏の見解

 総裁選の前倒しをめぐっては、関西選出の自民党議員の間でも意見が分かれています。

 ▼西田昌司参院議員『前倒しすべき』
 「前倒しすべきだと思います。もう一度党勢を立て直すためにも、総裁を選びなおすのは当然。そのためにもフルスペックの、党員投票含めた総裁選をやるのが一番望まれるところ。筋だと思いますね」

 ▼大岡敏孝衆院議員『前倒しの必要はない』
 「私は一定程度の責任はあると思っています。トップですから。ただ、トップが何らかの目的、何らかの理由で、続けさせてくれと決めたわけですよね。くびだけすげ替えて、じゃあ自民党が全て良くなりました、今まで問題とされた体質はこれで全てきれいになりました、こんなことあり得ないですよね」

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 また、記名投票については…

 ▼西田昌司参院議員『無記名でするべき』
 「基本的には無記名でやるべき。例えば政務三役を務めてる方とか、いろんなそれなりの立場を持っておられる方にとっては、石破さんが任命者で。任命者のくびをはねるようなことをしていいのかと」

 ▼大岡敏孝衆院議員『記名でするべき』
 「名前を公開されるということで萎縮するというのは、それは議員に向いていないのではないかと思います。常に自分はこういう考えでいるということを堂々と示すのが私たちの仕事です」

 ▼島田智明衆院議員
 「前倒しについて、事前には意思表示しない。普通の選挙で投票先を言わないのと同じ」
 「地元では両方の意見があり、両方一理ある」
 「前倒し要求議員の氏名公表は賛成。市長のリコールでも氏名・住所など必要」
 「9月2日の両院議員総会を前に、党内はまだ激しい動きはない。嵐の前の静けさかも」

 今後の動きについて武田氏は「9月から大きく動きます。両院議員総会も予定されていますし、総括の取りまとめも表に出てきますから。いよいよ嵐がやってきます」と述べています。