外国人観光客に人気の路線バスも大きな打撃

一部通行止めが続く県道は海沿いを走るサンセットロードと呼ばれ、糸島市の人気の観光スポットをつないでいます。

その区間を走行していた路線バスはとりわけ外国人観光客の利用が多く、全便運休が続く中、大きな打撃を受けています。

昭和自動車 伊都営業所 秋月裕二 所長
「乗客数は前年度からみても5000~6000人減っている。半分ぐらい。乗務員に関しても給料がまったくゼロではないけど、かなり収入に関しては打撃を受けているというか減っているという状況。二見ヶ浦路線っていうのがインバウンド路線、外国のお客様が9割強を占めているという状況の中で通行止め、ここまでですよという対応を乗務員も初めて経験することで『なぜ行けないんだ』という対応が難しかった」

地元店舗の協力によって、9月1日から臨時のバス停を設置することが決まり、これまでよりも、観光スポットへのアクセスが便利になることで利用客の回復に期待したいということです。

福岡県によると現在、二次災害を防ぐ防護施設の設計を進めていて、片側通行が可能になるのに1か月ほどかかる見通しです。