迂回を余儀なくされる店は客が激減

通行止めの影響で、ここから車で5分で行けた芥屋方面には今は、30分ほどかけてう回するしかありません。

その、う回先にある食パン専門店。

カフェスペースもあり、海が一望できると人気スポットですが、客はまばらです。

来店客
「二見ヶ浦の方から来られないっていうのは寂しい。ドライブするには一番いい場所なんで」


店主の森井さんです。

店舗は大雨による被害はほとんどなく、2日後には営業を再開したそうですが、売り上げは激減しているということです。

CHIGAYA bread&cafe 森井ちがやさん
「大雨の前週と比べたら売り上げとしても10分の1。ハイシーズンなので、それを期待してお店を開けるところが大きいので、海とかを利用される方が圧倒的に少なくなっている。二見ヶ浦にいるお客様からの問い合わせで『お店にどうやって行くのか』と。30~40分ぐらい迂回することになるのでなかなか来てもらえてないのかなと感じます」

大雨被害で営業できない店も

すぐ近くにあるカフェ。大雨から2週間以上経った26日も営業を再開できずにいました。

店内の様子を見せていただくと。

リノカフェ 吉村一乃さん
「雨の影響で床下が浸水し、床材が水で濡れてしまって膨張し、床がすべて隆起してしまっている。いま業者さんに入っていただいて、工事の見積もりを取っていただいている状態です」


来月には営業を再開したいと話しますが、見通しは経っていないということです。

リノカフェ 吉村一乃さん
「毎日、営業してないかと電話で問い合わせがありますが、床の工事が終わらないと再開は難しいとお断わりしている。夏休みシーズンでお客様もたくさんいらしていた時期、お客様が来たいなと思っていただいた時期にご利用いただけないのがすごく心苦しい」