ワクチンを接種していない人は感染したら100%発症する

厚生労働省によると、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症する。空気感染するため、手洗いやマスクのみで予防はできない。最も効果があるのが2回のワクチン接種だ。

2000年4月2日以降に生まれた人は、定期接種として2回のワクチン接種を受ける機会があるものの、それ以前に生まれた人は、定期接種としては1回のみだった。

前出の稲光医師はこう話す。

稲光毅医師
「50代以上の多くは、はしかにかかったことがあるので免疫を持っている人が多い。注意が必要なのは30代、40代。はしかの流行自体がなくなると、ワクチンを1回うっただけでは、時間がたつとワクチンの効力がおちてくる。ワクチンを一回受けていても定着していない人が多いのです。そしてワクチン接種する前の乳幼児も注意が必要です」

国は、一部の人を対象に、今年4月から2年間、公費でワクチン接種を行っている。詳細については、各市町村に問い合わせを。