階段に響き渡る靴音・・・なぜ図書館で走る?!
建物は3階建てなのに、書庫は天井を低くすることで7つの層に分けて整備されている。
Q.歩いて行き来するんですか?
「階段だけなんです」

この書庫に収められている本は、72万冊余り! 読みたい本が「書庫にある」という場合は、ここから探し出してもらうことになる。

広島市立中央図書館 佐藤睦子事業課長
「離れた場所に置いている本もあるので、そういう時は5分以上お待たせする場合もあるかと思うのですが、できるだけ早く。階段を駆け下りたり、駆け上ったりして、なるべく早くお渡し出来るように」
夏休み期間中、最も賑わうのは、自習室。これも、各区の図書館にはない機能である。

お盆のこの日は、開館前に40人ほどが並んでいた。多くは学生のようだ。
受験生
「図書館の方が集中できるし、みんな周りの人も勉強してるんで」
高校2年生
「家だと色々興味があるものとか趣味のものとかが多くって気が散っちゃったり」
高校3年生
「色んなところに行ったりしたんですけど、ここが一番静かで集中できる場所だと思ったんで」
Q.9月15日までで休館ということは?
「知らなかったです」「マジすか?」
「今後も利用しようと思ってたんで、なかなか衝撃的ですよね」
「マジでどうしよう」
広島市は、移転先に整備されるまでは、71ある公民館の図書室などの利用を促している。
学生よりも、大人が頼りにするのは、参考閲覧室とその司書たちかもしれない。